肌を磨く「クレイ」の力!ベントナイト・カオリン・海シルトの美容効果とは?
- info920602
- 3 日前
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「毛穴汚れをしっかり落としたい」「肌がくすんで見える」「ベタつきやすい季節のケアを見直したい」そんなときに注目されるのが、天然クレイ(泥)のスキンケアです。
中でも「ベントナイト」「カオリン」「海シルト」は、古くから世界各地で美容や健康に活用されてきた自然由来の素材。近年ではクレイマスクや洗顔料などに配合され、毛穴ケアや肌のなめらかさを整える成分として注目されています。
それぞれのクレイの特徴やスキンケアへの働き、肌質に応じた選び方、使い方のコツなどをたっぷり解説していきます。

クレイとは?天然のミネラルが豊富な「泥のちから」
スキンケアで言う「クレイ」とは、粘土鉱物を主成分とする微粒子の泥のことです。自然界の岩石や火山灰などが長い年月をかけて風化・堆積してできたもので、種類によって色・性質・用途が異なります。
クレイは非常に細かい粒子構造を持っており、肌表面の余分な皮脂や汚れを吸着して除去する力に優れています。また、カルシウム・マグネシウム・カリウムなどの天然ミネラルを豊富に含んでおり、肌を整えるサポートにも。
クレイは現在、洗顔料やパックだけでなく、化粧下地やボディケア、シャンプーなどさまざまなアイテムに応用されています。
毛穴の大きさには個人差がありますが、一般的には次のように分類されています。小さい毛穴で約20〜50μm、中程度の毛穴で約50〜100μm、大きく開いた毛穴では約100〜300μmとされています。 一方で、クレイ成分の粒子サイズは非常に微細です。たとえば、ベントナイトは1μm未満、カオリンは約1〜5μm、海シルトも1μm以下とされています。このようにクレイは毛穴よりもはるかに小さな粒子であるため、毛穴の奥の汚れにまでしっかりと吸着することができるのです。 |
ベントナイト|吸着力に優れた“ディープクレンジング系クレイ”
▶ ベントナイトとは?
ベントナイトは、火山灰が変質してできたモンモリロナイトという鉱物を主成分とする粘土。非常に細かい粒子で、水と混ざるとジェル状になる性質を持っています。
高い吸着力と膨潤性(水を含むとふくらむ性質)により、毛穴汚れや皮脂汚れをキャッチしやすいのが特長です。
▶ スキンケアでの働き
皮脂や汚れを吸着し、肌を清潔に保つ
毛穴の黒ずみやザラつきケアに役立つ
すっきりとした洗い上がりをサポート
▶ どんな肌におすすめ?
毛穴の黒ずみやざらつきが気になる
Tゾーンのテカリや皮脂が気になる
すっきり洗いあげたいけど、つっぱりたくない
カオリン|肌にやさしい、マイルドクレンジングの定番クレイ
▶ カオリンとは?
カオリンは、天然の白色粘土で、成分の主成分は「カオリナイト」という鉱物。陶磁器の原料「白陶土(はくとうど)」としても知られており、刺激が少なくやさしい使用感が魅力です。
ベントナイトに比べて吸着力はマイルドですが、肌表面の余分な皮脂や古い角質をやさしく取り除くことができます。
▶ スキンケアでの働き
肌の不要な汚れをやさしく吸着
なめらかで均一な肌感に整える
肌をすこやかに保つサポートに
▶ どんな肌におすすめ?
肌が乾燥しやすい・敏感になりがち
クレイ洗顔を初めて取り入れる方
ごわつきやくすみが気になる
海シルト(マリンシルト)|沖縄生まれの海の恵みクレイ
▶ 海シルトとは?
「海シルト」は、沖縄の海底にある堆積物から得られる天然の泥です。太古の海洋生物やサンゴ、火山灰などが長い年月をかけて堆積してできた、非常に微細な粒子構造をもつクレイ。
髪の毛の約1/20の細かさといわれており、毛穴より小さな粒子が肌のすみずみまでなじみやすく、きめ細かな洗い上がりを叶えます。
▶ スキンケアでの働き
肌表面の汚れや不要な角質をやさしくオフ
肌のキメを整え、なめらかに保つ
ミネラル補給を通じて、うるおいバランスをサポート
▶ どんな肌におすすめ?
毛穴の奥までケアしたい
古い角質による肌のくすみ印象が気になる
クレイ洗顔後のつっぱり感を避けたい
3種のクレイ、どう選べばいい?(+おすすめの保湿成分)
クレイ名 | 特徴 | 吸着力 | 肌へのやさしさ | 向いている肌タイプ |
ベントナイト | 高吸着・皮脂ケアに◎ | ★★★★★ | ★★★☆☆ | テカリ・黒ずみが気になる肌 |
カオリン | やさしい洗浄力 | ★★☆☆☆ | ★★★★★ | 敏感・乾燥肌にも使いやすい |
海シルト | 微粒子でしっとり | ★★★★☆ | ★★★★☆ | 毛穴ケア+しっとり感を求める肌 |
クレイ成分は、それぞれの特性を生かしながら洗顔料に配合されます。DoMeCareのマイクロクレイウォッシュでは、3つ全てのクレイ成分を配合し、それぞれの良さを引き出し合う処方となっております。
クレイと相性のよい保湿成分とは?
クレイによる洗浄ケアは、余分な皮脂や汚れをオフして肌をすっきり整える一方で、使用後の保湿ケアがとても重要です。そこで注目されるのが、クレイと相性のよい保湿成分です。ここでは、代表的な2つの成分をご紹介します。
▶ ヒアルロン酸(ヒアルロン酸Na、加水分解ヒアルロン酸 など)
ヒアルロン酸は水分保持力が非常に高く、洗浄後の肌にうるおいを与える成分として定番です。分子の大きさによって肌の表面または角質層にアプローチし、乾燥しにくい肌へ導いてくれます。
▶ グリセリン
グリセリンは肌にうるおいを引き込んで保ち、しっとりとした感触を与える定番の保湿成分。クレイ成分と組み合わせることで、つっぱり感を抑え、洗顔後の肌をやわらかく整える助けになります。
マイクロクレイウォッシュには、アセチルヒアルロン酸Na・ヒアルロン酸Na・加水分解ヒアルロン酸と、異なるサイズのヒアルロン酸が配合されており、多層的なうるおいケアが期待できます。
また、グリセリンも配合されている保湿基材のひとつ。洗浄後の肌を乾燥から守る役割を果たしています。
クレイの洗浄力と、これらの保湿成分の相乗効果により、汚れはしっかり落としつつ、しっとりと整った洗い上がりを叶えることができるのです。
クレイで“落とす”スキンケアをもっとやさしく、効果的に!
ベントナイト・カオリン・海シルトは、それぞれ異なる特性をもつ天然クレイ。いずれも毛穴汚れや不要な皮脂、古い角質などをやさしく取り除き、肌を清潔に保つことをサポートしてくれます。
スキンケアの基本は「与える」だけでなく、「落とす」ことも大切。肌への負担を抑えながら、必要なものは残す。そんな理想的な“クレンジングケア”の味方がクレイ成分です。
あなたの肌に合ったクレイで、うるおいあふれるなめらかな素肌を目指してみませんか?