夏のスキンケアとインナードライ対策~内側からうるおう肌を目指して~
- info920602
- 8月1日
- 読了時間: 3分
夏になると、皮脂や汗の分泌が増え、肌がテカリやすくなる方が多いのではないでしょうか?一見うるおっているように感じる肌でも、実は「内側が乾いている」状態=インナードライになっていることがあります。
今回は、夏に気をつけたいインナードライの特徴や見分け方、スキンケア方法についてご紹介します。

インナードライ肌ってどんな状態?
インナードライとは、「肌の表面は皮脂でベタついているのに、角質層の内側は水分不足になっている肌状態」を指します。
とくに夏は冷房や紫外線、洗浄力の強いクレンジング・洗顔などで肌が乾きやすくなり、インナードライを引き起こしやすい季節です。
こんなサインに心当たりありませんか?
インナードライの可能性があるサインは以下の通りです。
午後になるとTゾーンがテカっているのに、頬はカサつく
洗顔後すぐにつっぱる感じがある
メイクのりが悪く、毛穴が目立つ
肌がゴワついたり、キメが乱れている
これらが当てはまる場合は、肌内部の水分が足りていないサインかもしれません。
洗顔は“やさしく・短時間”がポイント
夏は汗や皮脂が気になる季節ですが、洗顔のしすぎはNG。必要以上に洗うことで、肌に必要なうるおいまで取り除いてしまい、インナードライを悪化させる可能性があります。
肌が乾燥しやすい方やインナードライが気になる方は、マイルドな洗顔料を選ぶことがひとつの方法です。一方で、皮脂汚れや毛穴詰まりが気になる場合は、洗浄力のある洗顔料を使いたいこともあるでしょう。
そのようなときは、使用時間を短くすることがポイントです。
肌状態に合わせて洗顔料を選び、使い方を調整することが、インナードライを防ぐための大切なポイントです。
化粧水の使い方にも要注意
インナードライ対策には、化粧水選びと使い方もとても大切です。
たっぷり使って、水分をしっかり与える
肌表面がベタついていても、内側は乾いていることがあるため、化粧水はケチらずたっぷりと使いましょう。何度かに分けて重ねづけするのがおすすめです。
ハンドプレスでやさしくなじませる
コットンでのパッティングは刺激になることも。手のひらでやさしく押し込むようにハンドプレスすることで、肌の奥までうるおいを届けやすくなります。
アルコール配合は注意
さっぱり感のあるアルコール入り化粧水は夏に人気ですが、水分の蒸発を早めてしまうことも。インナードライが気になる方は、アルコールフリーの化粧水を選ぶと安心です。
保湿成分入りを選ぶ
ヒアルロン酸、グリセリン、アミノ酸など、水分をとどめる成分を含む化粧水を選ぶと、うるおいが逃げにくくなります。
保湿ケアには、乳液・ミルクを必ずプラス
インナードライの対策には「保湿の仕上げ」も欠かせません。化粧水で与えた水分は、乳液やミルクで閉じ込めることが大切です。夏場でもベタつきにくい軽めの乳液やミルクを選ぶことで、さらっとしながらもしっかりうるおいを守るケアができます。
乳液やミルクは、水分の蒸発を防ぐ“ふた”の役割を果たします。角層のすき間を埋めるように油分を補い、肌のバリア機能を整える働きもあります。
特に夏は冷房や紫外線の影響で肌が乾燥しやすくなるため、軽やかでベタつきにくいミルクタイプを選ぶと快適に続けられます。
うるおいを守るために「塗る順番」と「タイミング」も意識
乳液・ミルクを使うときは、化粧水がなじんでまだほんのり湿っている状態で使う
乾燥しきってからではなじみにくくなるため、スピーディーにケアをつなげることが大切
「なんとなく肌が不安定」「テカリと乾燥、両方が気になる」と感じたら、インナードライかもしれません。正しい洗顔、適切な保湿、やさしいケアを意識することで、夏の肌も快適に保てるはずです。